お知らせ

見どころ・考察 / BANTAMWEIGHT

中島太一 vs. 溝口司|RIZIN.55の見どころとAI予想

見どころ・考察|中島太一 vs. 溝口司|格闘技JAPAN

再起した元PANCRASE王者・中島太一と、プロMMA4戦無敗の溝口司が対戦。直近の試合と会見発言から、カウンター、組みへの対応、打撃の攻め直しを考察する。

HEAD TO HEAD 01 / MATCH DATA

中島太一VS溝口司

RIZIN.55 / バンタム級 / 61.0kg

中島太一

3勝 2敗

2026.05.24 / DEEP

対戦相手日比野“エビ中”純也

勝ち・TKO

溝口司

4勝 0敗

2025.04.11 / ONE

対戦相手エゼキエル・イシドロ

勝ち・KO

プロMMA通算|勝ち方

中島太一

19勝 14敗 0分

  • KO / TKO6件
  • 一本3件
  • 判定10件

溝口司

4勝 0敗 0分

  • KO / TKO3件
  • 一本0件
  • 判定1件

割合は、それぞれの勝利数に占める比率。

記録の出典

通算戦績:2026-10-25確認

直近の結果は、この記事の戦績表と同じ記録です。

溝口司が打撃を振るった直後に、中島太一は何を返すのか。 RIZIN.55で、プロMMA4戦無敗の溝口が元PANCRASEバンタム級王者に挑む。若さと経験の差だけでなく、一つの攻撃が終わった後の選択を見たい対戦だ。

中島は引退表明を経てJAPAN TOP TEAMへ移り、DEEPで再起した。溝口はONEでのKO勝ちからRIZIN初参戦へ。9月の会見で掲げた世代交代を示すには、中島のカウンターと組みを越えて、自分の打撃を続ける必要がある。

中島と溝口の対戦条件

11月8日、LaLa arena TOKYO-BAYで行われる61.0kg、5分3ラウンドのRIZIN MMAルール。タイトルマッチではない。中島はJAPAN TOP TEAM、溝口のRIZIN登録所属はフリーとなっている。

身長は中島174cm、溝口171cm。溝口の前戦はONEで「フライ級」と呼ばれた試合だが、団体によって階級名や計量方式は異なる。今回はRIZINの61.0kgで戦う。

中島太一――組みだけではない、迎え撃つ打撃

中島は高校・大学で柔道を経験し、PANCRASEでバンタム級王座を獲得した。ロシアのACBでも戦い、RIZINでは岡田遼に判定勝ち。打撃、組み、長いラウンドを経験している。

なかでも、今回の対戦を考えるうえで注目したいのがCORO戦だ。前へ出る相手をバックステップで外し、左フックのカウンターで倒してパウンドへつないだ。溝口が前へ出ると、中島のカウンターを受ける危険がある。 中島を一方的に受ける経験者と考えると、この一撃が見えにくくなる。

JTT移籍後の日比野“エビ中”純也戦でも、カーフと右の打撃を使い、2RにダウンからパウンドでTKO勝ちした。再起戦を勝ったという事実に加え、立ち技から決着まで進めている点が、溝口にとっての難しさになる。

一方で、後藤丈治戦はタックルを切られた後に左フックを受け、KO負けした。スーチョル戦ではカーフに右を合わせられている。自分が打った後、組みに入れなかった後の守りは、今回も勝敗を動かす局面になる。

溝口司――倒した一撃の前に何があったか

溝口は幼少期からキックボクシングに取り組み、アマチュアで100戦以上を経験した。MMAではGLADIATORの3勝に、ONEでの1勝を加えている。プロMMA通算は4勝0敗、KO/TKO3勝、判定1勝だ。

イシドロ戦の決着は1R終了1秒前。ボディへの攻撃を見せてから、顔面への左フックで倒した。だが、その前には蹴り足を取られて倒され、立ち上がって押し込みを解く攻防があった。組まれた後に離れ、そこから自分の打撃へ戻った試合でもある。

これは中島戦を読む材料になる。ただ、中島がイシドロと同じように離してくれるとは限らない。立ち上がれたことに加え、次のタックルを受ける前に打てるか。中島が再び組む前に、溝口が打撃を出せるかが重要になる。

ガッツ天斗戦では、タックルに倒され、背中を取られる時間もあった。溝口は腕十字を狙い、立ち上がって打撃を返し、判定2-1で勝った。寝技になれば何もできない選手ではない一方、立っても再び組まれる展開は経験している。中島が打撃と組みを交ぜる場合、溝口がどこで攻防を切り上げられるかを見たい。

会見で語った世代交代

9月25日の会見で、溝口は中島への敬意を示しつつ、倒して世代交代を果たしたいと表明。レスリングと柔術への対策にも自信を示した。中島も、これから伸びる相手と認めた上で、若い選手に負けない姿勢を語っている。

溝口にとっては、ONEで組みを解けた経験を、攻撃の選択肢が多い中島にも示せるか。中島にとっては、新鋭の打撃を避けるだけでなく、反撃や組みでその勢いを止められるか。会見の言葉は、この攻防を通して意味を持つ。

直近5試合を振り返る

中島は3勝2敗で、3勝はいずれもKO/TKO。溝口はプロMMAの全4試合で勝ち、3試合をKO/TKOで終えている。 中島も打撃で試合を決めており、数字から単純な打撃対組みの構図は作れない。

直近の試合結果(確認済み分)

中島太一

溝口司

KO=KO・TKO勝ち/SUB=サブミッション勝ち/判定=判定勝ち。

中島太一の直近5試合

2024.04〜2026.05/プロMMA・全団体/新しい順
対戦相手結果
日比野“エビ中”純也2026.05.24 / DEEP勝ち・TKO
後藤丈治2025.11.03 / RIZIN負け・KO
CORO2025.06.14 / RIZIN勝ち・KO
ハルク大城2025.04.13 / DEEP勝ち・TKO
キム・スーチョル2024.04.29 / RIZIN負け・KO

ハルク大城戦は負傷によるストップ。相手をパンチで倒したCORO戦や日比野戦とは、同じKO/TKOでも決着の内容が異なる。Progressルールの試合は、このプロMMA戦績には含めていない。

溝口司の直近4試合

2022.09〜2025.04/プロMMA・全団体/確認済み4試合・新しい順
対戦相手結果
エゼキエル・イシドロ2025.04.11 / ONE勝ち・KO
江田こうすけ2023.06.11 / GLADIATOR勝ち・TKO
ガッツ天斗2023.01.22 / GLADIATOR勝ち・判定
浅井亮磨2022.09.25 / GLADIATOR勝ち・TKO

5試合に満たない理由:溝口のプロMMAは4戦。アマチュアやムエタイの試合を加えず、全4戦を掲載した。

溝口のGLADIATOR3試合は5分2ラウンド、ONE戦は5分3ラウンド契約で1R決着だった。今回が長引けば、プロMMAではまだ戦っていない3R目を迎える。さらに、前戦から約1年7か月ぶりの試合になる。練習での進歩を試合実績と混同せず、中島の攻撃への対応を見たい。

格闘技JAPAN独自のAI予想――溝口司のKO/TKO勝ち

AI予想

溝口が中島のカウンターと組みを避けながら打撃の機会を作り、ボディから顔面へ攻撃をつないでKO/TKOで勝つ。最初から打ち合いを制するより、接触を解いた後の攻め直しを予想の軸に置く。

PATH TO VICTORY勝負が動く、二つの道。

AI予想の本線/ 溝口司

  1. 01
    蹴りへの反応を探る

    中島の返す手と、組みに入る距離を見る。

  2. 02
    組みを解いて打ち直す

    一度の防御で止まらず、打撃の機会を作る。

  3. 03
    上下に散らして決める

    ボディから顔面への攻撃でKO/TKOへ。

予想を覆す展開/ 中島太一

  1. 01
    前進を迎え撃つ

    溝口が追う瞬間をパンチで捉える。

  2. 02
    組みを交ぜる

    同じ距離で打ち合い続けず、上を狙う。

  3. 03
    打撃と寝技で攻め続ける

    立っても寝ても攻め、溝口を守備へ回す。

なぜ溝口を選ぶのか

イシドロ戦で示した、組みへの対応から打撃へ戻る流れを重く見た。そこで最後に使ったのは、同じ高さのパンチを続ける攻めではなく、ボディを意識させて顔面へつなぐ攻撃だった。中島が正面で待って迎え撃つなら、溝口には狙う高さを変えて守りを動かす道がある。

中島のスーチョル戦では、自分の蹴りに打撃を合わせられ、後藤戦でも組みが不発になった後にパンチを受けた。溝口も、ただ前へ出るより、中島が蹴る瞬間や構え直す瞬間を捉えたい。中島が反撃する前に、次の攻撃を届けられるか。 溝口が先に打撃を続けられると見て、KO/TKO勝ちを予想した。

ただし、スーチョルや後藤の勝ち方を溝口がそのまま再現するという意味ではない。中島が打撃から組みに移るなら、まずその攻めをほどく必要がある。イシドロ戦の一度の脱出だけでは、中島相手に何度も離れられる証拠にはならない。

予想が外れるとしたら

最も強い反証は、CORO戦で見せた中島の迎撃だ。前に出る相手を外して左を当て、日比野戦では右の打撃からTKOへつないだ。溝口が頭と足を同じ位置に残して連打すれば、打ち終わりを狙われる。

さらにガッツ天斗戦では、溝口が立ってもパンチにタックルを合わせられる攻防があった。中島が同じことを一度するだけでなく、打撃で守らせてから繰り返し組めるなら、溝口の攻め直す時間は減る。上からの攻撃を許し、立っても中島の打撃を受ける展開なら、KO予想の前提は崩れる。

一方で、組んで長く戦えば自動的に中島有利、とも言えない。溝口は下からも打撃や腕十字を返して判定勝ちしている。中島には、押さえるだけでなく、溝口の攻撃を上回る攻めが必要になる。

見立てを変える場面

溝口が立ち上がった直後の攻防を見たい。離れた直後にボディやパンチを打ち直せるなら、打撃の機会を作る予想を支える。逆に、構えが戻る前に中島が組み直したり、離れ際に右や左を当てたりするなら、中島が溝口に打ち直す時間を与えていない。

溝口が最初から倒されずに戦う場合も、前進の回数だけでは測れない。中島のカウンターを外して打てているか、蹴りを出した後に組まれていないか。強打を出せる距離と、次の防御へ移れる姿勢を両立できるかが焦点になる。

世代交代を、攻防で示せるか

溝口にとっては、4戦で示した打撃を、迎え撃つ技術も組みも持つ相手へ通す一戦。中島にとっては、再起の白星をRIZINでの勝利へつなぐ試合になる。一撃を放った後、次に動けるのはどちらか。 その積み重ねが、会見で語られた世代交代の答えを作る。

SHOW YOUR SUPPORT

この一戦、誰を応援する?

両選手の応援もできます。 再タップで取り消せます。

中島太一
溝口司

大会の応援を見る
応援数について

大会ガイドと同じ集計です。ブラウザーごとに各選手1件、Cookieで180日間記録します。別端末やCookie削除後の重複は完全には防げず、人数や勝敗予想を示す数値ではありません。データの扱い

RIZINマンのイラスト

THE PERSON BEHIND THE JOURNAL

RIZINマン

中学2年のときに見たプロレスをきっかけに、格闘技にはまる。自身も空手を経験。RIZINは現地でも観戦し、PPVは毎回購入しています。

好きな選手は堀口恭司。試合を見る・語る楽しさを、格闘技JAPANで届けます。

運営者と編集方針

出典と確認日