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見どころ・考察 / FEATHERWEIGHT MATCH

牛久絢太郎 vs. カイウェン|RIZIN.55の見どころとAI予想

見どころ・考察|牛久絢太郎 vs. カイウェン|格闘技JAPAN

牛久絢太郎がフェザー級でRIZINへ復帰し、リー・カイウェンと対戦。両者の直近5試合・プロMMA戦績と水野新太戦の違いから、組みへの入口と近距離の反撃を軸に見どころ・AI予想を読む。

HEAD TO HEAD 01 / MATCH DATA

牛久絢太郎VSカイウェン

RIZIN.55 / フェザー級 / 66.0kg

牛久絢太郎

1勝 4敗

2026.05.04 / DEEP

対戦相手水野新太

負け・判定

カイウェン

3勝 2敗

2026.08.11 / RIZIN

対戦相手水野新太

勝ち・TKO

プロMMA通算|勝ち方

牛久絢太郎

22勝 12敗 0分

  • KO / TKO6件
  • 一本1件
  • 判定15件

カイウェン

17勝 8敗 0分

  • KO / TKO10件
  • 一本1件
  • 判定6件

割合は、それぞれの勝利数に占める比率。

記録の出典

通算戦績:2026-10-19確認

直近の結果は、この記事の戦績表と同じ記録です。

牛久絢太郎 vs. リー・カイウェンの焦点は、牛久が強打を越えて密着し、倒した後も打撃や絞めで攻め続けられるか。 カイウェンは前へ出て殴るだけの相手ではない。組もうと近づいた相手にヒジを合わせ、仕切り直した後にもフックを返す。牛久には打撃の間合いを越えることと、組んだ後の攻撃を続けることの両方が求められる。

共通の相手・水野新太に、牛久は判定で敗れ、カイウェンはTKOで勝った。しかし、その結果をつなげて今回の勝者を決めることはできない。同じ相手に何が起きたかと、今回も同じ攻防が起きるかは別だ。 過去戦の内容から、両者の攻撃が交わる場所を考えたい。

今回の対戦条件

牛久絢太郎 vs. リー・カイウェンは、11月8日のRIZIN.55で行われるフェザー級戦。66.0kg、5分3ラウンドのRIZIN MMAルールで、タイトルマッチではない。

牛久は2024年9月以来となるRIZIN復帰戦だ。バンタム級で太田忍、佐藤将光、福田龍彌に判定で敗れた後、DEEPでフェザー級へ戻っている。今回はかつて王座を獲得した階級で、再びRIZINの試合に臨む。

カイウェンは今年5月のRIZIN初戦で高木凌にTKO負けし、8月には水野をTKOで破った。RIZINでの2試合はいずれも1R決着。強い攻撃を持つ一方、相手の打撃で止められた試合もあり、攻撃力だけを切り取って安全な優位と読むことはできない。

両者の背景と、今回見るポイント

牛久絢太郎――組んだ後も攻め続けられるか

牛久は柔道を経てMMAへ進み、DEEPとRIZINでフェザー級王座を獲得した選手だ。2021年の斎藤裕戦でRIZIN王座を奪い、翌年の再戦でも判定で勝って初防衛。その後は王座陥落と階級変更を経験し、アメリカン・トップチームで練習を重ねてきた。

今回の材料になるのは、フェザー級へ戻した2025年11月の椿飛鳥戦。1R58秒、ヴォンフルーチョークで勝利し、キャリア初のサブミッション勝ちを挙げた。判定勝ちの多い実績に加え、短い時間で寝技から決着する形も示している。

ただし、椿戦の一本を、そのままカイウェンにも当てはめることはできない。牛久は佐藤戦で背中側へ回る場面を作っても、組み返され、接近した距離で打撃を受けている。組めたことと、その後も自分の攻撃が続いたことは違う。 今回も密着できた瞬間だけでなく、相手に向き直られる前に、打撃や絞めへ進めるかが問われる。

リー・カイウェン――前進する強打と、接近を捉える反撃

カイウェンは中国・湖南省出身で、レスリングからMMAへ進んだ。ONEのトーナメント優勝やROAD TO UFCへの出場を経てRIZINに参戦している。豪快なパンチが目立つが、組みの経験がない打撃専門の選手として扱うべきではない。

水野戦で決定的だったのは、相手が組もうと前へ入ったところへの右ヒジだった。水野がダウンし、立ち上がって離れた後も、カイウェンは右から左のフックを合わせて再び倒した。自分が攻める時だけでなく、相手が接触しようとする瞬間にも強打を出す。 牛久の組みが始まる手前に、その危険がある。

同時に、高木戦ではヒザから右ストレート、続く右の打撃を受けて倒れ、パウンドで止められている。前に出る姿勢が、そのまま守備の強さを意味するわけではない。牛久が最初の強打を避けた後、カイウェンに向き直る時間を与えず組み続けられるなら、カイウェンがパンチを振るう機会を減らせる。

直近5試合を振り返る

牛久は1勝4敗、カイウェンは3勝2敗。牛久のDEEP、カイウェンのROAD TO UFCや中国国内大会も含む。特に牛久は階級を変えており、同条件の5試合ではない。

直近5試合の結果

牛久絢太郎

カイウェン

KO=KO・TKO勝ち/SUB=サブミッション勝ち/判定=判定勝ち。

牛久絢太郎の直近5試合

2024.04.29〜2026.05.04/プロMMA・全団体/新しい順
対戦相手結果
水野新太2026.05.04 / DEEP負け・判定
椿飛鳥2025.11.02 / DEEP勝ち・サブミッション
福田龍彌2025.05.05 / DEEP負け・判定
佐藤将光2024.09.29 / RIZIN負け・判定
太田忍2024.04.29 / RIZIN負け・判定

カイウェンの直近5試合

2025.05.22〜2026.08.11/プロMMA・全団体/新しい順
対戦相手結果
水野新太2026.08.11 / RIZIN勝ち・TKO
高木凌2026.05.10 / RIZIN負け・TKO
友實竜也2025.12.21 / Dragon FC勝ち・TKO
中村京一郎2025.08.22 / ROAD TO UFC負け・判定
ソ・ドンヒョン2025.05.22 / ROAD TO UFC勝ち・TKO

牛久の4敗はすべて判定だが、そのうち太田、佐藤、福田との3試合は61kgのバンタム級。椿戦と水野戦はフェザー級で、今回は66kgだ。直近5試合の成績を、そのまま同じ階級での勢いの差とは読めない。 階級を戻せば以前の強さが必ず戻るという保証もなく、直近の水野戦ではジャッジ5人全員が水野を支持する判定0-5で敗れている。

カイウェンは直近3勝がいずれもTKO。友實戦は海外戦績の補助資料に記載された結果を採用した。ROAD TO UFCの2試合はケージで、今回のリングとは条件が異なる。一方、水野戦と高木戦は今回と同じ66kgのRIZIN戦であり、打撃の届く距離と接近時の応答を考えるうえで重く見たい。

水野新太との結果だけで決めない

牛久に判定勝ちした水野を、カイウェンが1Rで止めた。この並びは分かりやすいが、牛久とカイウェンが戦った結果ではない。水野はカイウェン戦で一度倒された後に立ち上がっている。試合が終わったのは、その後の打撃の交錯だった。

今回へ引きつけるなら、最初の組みで反撃を受けるかに加え、離れてから牛久が同じ距離で打ち合いを続けるかが重要になる。相手が違えば、入る角度も、打撃への反応も、組んだ後の選択も変わる。

格闘技JAPAN独自のAI予想――カイウェンのKO/TKO勝ち

AI予想

カイウェンが牛久の接近に打撃を合わせ、密着されても距離を作り直す。再び打撃を交わす場面で反撃を重ね、KO/TKOへつなげる展開を本線に置く。通算のKO率や共通の相手との勝敗だけでなく、組みへの入口と離れた後の攻防を根拠にした。

PATH TO VICTORY勝負が動く、二つの道。

AI予想の本線/ カイウェン

  1. 01
    接近を迎え撃つ

    牛久の組みへの入口を打撃で捉える。

  2. 02
    距離を作り直す

    密着を解いて打撃の間合いへ。

  3. 03
    反撃で決める

    再び打撃を交わし、KO/TKOへ。

予想を覆す展開/ 牛久絢太郎

  1. 01
    強打をかわして組む

    構えが戻る前に接触する。

  2. 02
    上や背後へ進む

    カイウェンに防御を続けさせる。

  3. 03
    攻撃を継続する

    打撃へ戻る機会を減らし、判定へ。

なぜカイウェンを選ぶのか

重視したのは、最も新しい水野戦だ。カイウェンは相手が前へ出て組もうとした瞬間を捉え、一度離れた後もカウンターから決着へ進めた。追いかけて殴る一つの形に頼らず、相手の動きに応じて攻撃の機会を作った点が、牛久戦でも意味を持つと読む。

牛久の佐藤戦では、組みの中で背後を狙う場面があった一方、相手が距離を詰め直すと近い距離の打撃を受けた。これは61kgでの試合であり、今回の66kgへそのまま移せる話ではない。それでも、組みを作る途中と、接触が切れた直後に攻めを受ける可能性は、今回も検討する必要がある。

カイウェンのKO/TKOを選ぶのは、その二つの局面で強い反撃が続くと想定するためだ。牛久が密着に成功しても、次の攻撃へ進む前にほどかれれば、再び危険な間合いを越えなければならない。この入り直しが重なる展開を、予想の軸に置いた。

予想が外れるとしたら

牛久が強打を受けずに組み、上や背後から攻撃を継続する展開だ。 牛久の椿戦での一本勝ちは、近い距離の攻防から短時間で決着する手段を持つ材料になる。カイウェンが密着を嫌って首を抱えたり姿勢を崩したりすれば、牛久が寝技で攻める機会も生まれる。

ただし、特定のチョークが今回も出ると決めつけるのではない。牛久が倒した後に位置を進め、カイウェンに立ち上がる以外の防御も強いるなら、打撃へ戻る機会を減らせる。対抗の展開は、牛久がその攻撃を積み重ねる判定勝ちとする。

また、高木戦はカイウェンの守備を楽観できない理由だ。自らも強振する打撃戦で、相手のヒザやストレートを受けて止められた。牛久が最初の打撃をかわし、相手の構えが戻る前に組みつくなら、前進と強打の組み合わせが常に有利とは言えなくなる。

どの場面で見立てを変えるか

牛久が一度組めただけなら、まだ予想を覆す材料としては足りない。そこから倒す、背中側へ回る、打撃や絞めを狙うなど、カイウェンに防御を続けさせられたかを見る。牛久の組みが続き、離れてもすぐ攻め直せるなら、カイウェンのKO/TKO予想を見直す。

逆に、組みを解いた後もカイウェンが打撃の間合いを保ち、牛久が接近のたびにヒジやフックへ対応させられるなら、予想を支える展開になる。最初の強打が当たったかだけでなく、牛久が次の攻撃を始められたかまで追いたい。

牛久は、密着した先まで進めるか

牛久がカイウェンの強打を越えて組んだ後、そこから攻撃を続けられるか。カイウェンが距離を取り戻せば、牛久は再び反撃の届く間合いを通ることになる。接近の成否と、その後の攻めの継続を一続きで見ることが、この復帰戦の焦点になる。

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THE PERSON BEHIND THE JOURNAL

RIZINマン

中学2年のときに見たプロレスをきっかけに、格闘技にはまる。自身も空手を経験。RIZINは現地でも観戦し、PPVは毎回購入しています。

好きな選手は堀口恭司。試合を見る・語る楽しさを、格闘技JAPANで届けます。

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