お知らせ

見どころ・考察 / LIGHTWEIGHT

ギョンピョ vs. ズマガジー|RIZIN.55の見どころとAI予想

見どころ・考察|ギョンピョ vs. ズマガジー|格闘技JAPAN

RIZIN.55でキム・ギョンピョとヌルハン・ズマガジーが対戦。両者の直近5試合から、テイクダウン後のヒジ、左の打撃と絞めへの切り替えを考察。天弥戦の特別条件も整理する。

HEAD TO HEAD 01 / MATCH DATA

ギョンピョVSズマガジー

RIZIN.55 / ライト級 / 71.0kg

ギョンピョ

4勝 1敗

2026.03.07 / RIZIN

対戦相手矢地祐介

勝ち・TKO

ズマガジー

5勝 0敗

2026.04.12 / RIZIN

対戦相手天弥

勝ち・判定

プロMMA通算|勝ち方

ギョンピョ

15勝 5敗 0分

  • KO / TKO9件
  • 一本4件
  • 判定2件

ズマガジー

11勝 1敗 0分

  • KO / TKO6件
  • 一本3件
  • 判定2件

割合は、それぞれの勝利数に占める比率。

記録の出典

通算戦績:2026-10-25確認

直近の結果は、この記事の戦績表と同じ記録です。

キム・ギョンピョが倒して攻めるのか。ヌルハン・ズマガジーが、組まれたところから倒し返すのか。 RIZIN.55のライト級で、上からの打撃に強みを持つギョンピョと、打撃から一本へつなぐズマガジーが向き合う。

ズマガジーのRIZIN初戦は、左ハイで倒してからダースチョーク。ギョンピョの倉本大悟戦は、絞めを防がれた後にヒジとパンチでTKOへ進んだ。打撃と寝技を別々に比べるより、相手が守りを変えた瞬間に何を選べるかが、この対戦を見る入口になる。

ギョンピョとズマガジーの対戦条件

11月8日、LaLa arena TOKYO-BAYで行われる71.0kg、5分3ラウンドのRIZIN MMAルール。タイトルマッチではない。ギョンピョは韓国のRedhorse MMA、ズマガジーはカザフスタンのTuran Ordaに所属する。

身長はギョンピョ178cm、ズマガジー182cm。長い距離で左の打撃を使うズマガジーに対し、ギョンピョが安全に接近できるか。4cmの身長差だけで間合いを決めつけず、踏み込む直前と組んだ直後の両方を見たい。

ギョンピョ――倒す力を、決着までつなげる

ギョンピョは19歳からMMA Storyで格闘技を始め、HEATのMMAライト級王座を獲得。ROAD TO UFCにも出場してきた。RIZINでは宇佐美正パトリックを一本で破り、ラギモフには開始21秒でKO勝ち。プロMMA通算はギョンピョ15勝5敗0分、9勝をKO/TKO、4勝をサブミッションで挙げている。

今回の材料として重く見るのは、倉本戦での攻撃の切り替えだ。タックルから背中を取り、絞めを狙ったものの、倉本は腕を守って立て直そうとした。そこでギョンピョはヒジとパンチへ移り、TKOで終えている。絞めを防いでも、打撃を防ぐ仕事が残る。 一つの技をしのげば離れられる相手ではない。

矢地祐介戦では、1Rにテイクダウンからヒジを当て、目の上を切った。2Rには自身が倒される場面もあったが、上下を入れ替えて上へ戻り、最終的には矢地の傷によるドクターストップで勝った。ずっと一方的に押さえた試合ではなく、位置を失っても攻撃する側へ戻れたことに意味がある。

ただし、負傷によるストップを、そのまま今回も同じ形で起こると見ることはできない。注目したいのは傷そのものではなく、ヒジを使える上の位置へ進み、守られても攻め直した過程だ。

ズマガジー――左の一撃で終わらない新鋭

ズマガジーはシムケント出身。11歳から柔道に取り組み、20歳でMMAを始めた。Alash Prideでライト級暫定王座を獲得し、同じTuran OrdaのダウトベックとともにRIZINへ進んでいる。プロMMA通算はズマガジー11勝1敗0分。6勝をKO/TKO、3勝をサブミッションで終えた。

雑賀“ヤン坊”達也戦では、サウスポーから左ハイを当ててダウンを奪い、上から追撃した。雑賀が起き上がろうとしたところで首を抱え、ダースチョークへ。わずか1分の決着でも、倒す打撃、追撃、立ち上がりへの絞めという複数の選択があった。

天弥戦では、距離を取りながら左の打撃を使うだけでなく、3Rに組まれたところから逆に上を取り、再度倒して背中から絞めを狙っている。ギョンピョに組まれたら守るだけ、と決めつけられない材料だ。

一方、この試合では天弥の前進と打撃を受ける場面もあった。距離を外せたことと、15分を通して攻撃を受けなかったことは違う。ギョンピョが打撃で下がらせてから組む場合、ズマガジーがどこで足を止め、どこで正面を取り直すかが問われる。

直近5試合を振り返る

ギョンピョは4勝1敗、ズマガジーは5勝。両者とも、この5試合でKO/TKO勝ちが3回ある。 ギョンピョを組みだけ、ズマガジーを遠い距離の打撃だけで捉えると、どちらの決着力も見落とす。

直近5試合の結果

ギョンピョ

ズマガジー

KO=KO・TKO勝ち/SUB=サブミッション勝ち/判定=判定勝ち。

ギョンピョの直近5試合

2023.04〜2026.03/プロMMA・全団体/新しい順
対戦相手結果
矢地祐介2026.03.07 / RIZIN勝ち・TKO
倉本大悟2024.11.17 / RIZIN勝ち・TKO
スパイク・カーライル2024.06.09 / RIZIN負け・サブミッション
トゥラル・ラギモフ2023.11.04 / RIZIN勝ち・KO
宇佐美正パトリック2023.04.01 / RIZIN勝ち・サブミッション

ラギモフ戦の21秒KOと、矢地戦の2Rドクターストップは同じ決着ではない。今回の組みからの攻撃を考えるうえでは、倉本戦と矢地戦で上を取った後の攻防を重く見る。

ズマガジーの直近5試合

2024.12〜2026.04/プロMMA・全団体/新しい順
対戦相手結果
天弥2026.04.12 / RIZIN勝ち・判定
雑賀“ヤン坊”達也2025.11.03 / RIZIN勝ち・サブミッション
クレベウソン・シウバ2025.05.27 / Alash Pride 108勝ち・TKO
ジュラベク・テシャボエフ2025.02.28 / Alash Pride 106勝ち・KO
リナート・サヤクバエフ2024.12.22 / Alash Pride 104勝ち・TKO

Alash Pride3戦の開催日は補助戦績資料に基づく。

天弥戦は、相手の3.5kg体重超過と減点2を伴う試合だった。 ズマガジーが勝った場合だけ通常の記録とし、負け・引き分けならノーコンテストとする条件で行われ、実際には判定3-0の勝利として記録されている。判定の点差には減点が含まれるため、通常条件での差と同じには扱えない。今回の71.0kg戦へつなげて見るなら、点差より、打撃を受けながらも距離を戻し、最後に組みで攻めた場面が材料になる。

格闘技JAPAN独自のAI予想――ギョンピョのTKO勝ち

AI予想

ギョンピョが打撃で距離を詰め、組みから上を取ってヒジとパウンドを重ね、TKOで勝つと予想する。一度倒して押さえるだけでなく、ズマガジーが立つ・組み返す動きにも攻撃をつなぐ展開を本線に置く。

PATH TO VICTORY勝負が動く、二つの道。

AI予想の本線/ ギョンピョ

  1. 01
    左を越えて接近

    姿勢を保ち、打撃から組む。

  2. 02
    上を取り直す

    立ち際や組み返しにも位置を保つ。

  3. 03
    ヒジと打撃で決める

    絞めを守られても攻めを切り替え、TKOへ。

予想を覆す展開/ ズマガジー

  1. 01
    接近を打撃で捉える

    左のパンチとハイで組みへの入口を狙う。

  2. 02
    接触を攻撃へ変える

    組まれても正面を取り直し、倒し返す。

  3. 03
    首や背中を捉える

    相手が立て直す前に、絞めへ進む。

なぜギョンピョを選ぶのか

倉本戦で絞めから打撃へ切り替え、矢地戦では下になっても上を取り返した。この二つを、ズマガジーが接触から立ち直ろうとする場面に重ねて考えた。最初のテイクダウンが決まっても、そこで展開が終わる相手ではないからこそ、位置と攻撃の両方を取り直せるかを予想の根拠に置く。

ズマガジーが立とうとして上体を起こすなら、ギョンピョには背中へ回る道がある。首を守って体を丸めるなら、倉本戦のようにヒジやパンチへ移れる。これは今回も同じ形になるという断定ではなく、ズマガジーの守りに一つずつ対応して攻める勝ち筋だ。

その前提は、ギョンピョが左ハイや左のパンチを大きく受けずに組めること。遠い位置から頭だけを下げて飛び込めば、ズマガジーの打撃や首への攻撃に入口を与える。打撃を使って守りを動かし、姿勢を保って接触できるかが、上から攻める予想の最初の関門になる。

予想が外れるとしたら

最も強い反証は、前へ出たギョンピョも、組みの攻防で背中を取られていることだ。カーライル戦では打撃で圧力をかけながら、3Rにテイクダウンを受け、背中から絞められた。前進していることと、次の接触を支配していることは同じではない。

ズマガジーにも、天弥に組まれたところから倒し返した実績がある。ギョンピョが倒すことに集中して足と上体の位置を崩せば、上を取る予想が逆転する可能性がある。雑賀戦のように打撃で先に効かせれば、ギョンピョの組み自体を苦しい姿勢に変えられる。

カーライルの背後からの絞めと、ズマガジーのダースチョークは別の技だ。ただ、ギョンピョが組みに入れば安全になるという見方を否定する点では、両方が重要になる。ズマガジーが離れて打ち直すだけでなく、近づいたギョンピョへ自分から仕掛けられるなら、本線を見直す必要がある。

見立てを変える場面

最初のテイクダウンで、ズマガジーが立つまでにギョンピョの打撃が届くかを見たい。倒せても、すぐ離れられ、左のパンチや蹴りが届く距離に戻されるなら、ギョンピョはもう一度踏み込む危険を負う。逆に立ち上がろうとする相手にヒジやパンチを当てられるなら、組むたびにズマガジーへ防御を迫れる。

もう一つは、ズマガジーが組まれた瞬間の向きだ。首を守るだけなのか、正面を取り直して倒し返すのか。ギョンピョが組んだのに、次に攻めているのはズマガジー。 その場面が繰り返されるなら、上からのTKOを予想した前提は崩れる。

倒す前の左、倒した後のヒジ

ギョンピョが組むまでにはズマガジーの左があり、ズマガジーが立つまでにはギョンピョのヒジがある。ギョンピョが上から打ち続けるか、ズマガジーが倒し返して攻めるか。 ライト級のこの一戦は、最初の成功から次の一手までを追いたい。

SHOW YOUR SUPPORT

この一戦、誰を応援する?

両選手の応援もできます。 再タップで取り消せます。

ギョンピョ
ズマガジー

大会の応援を見る
応援数について

大会ガイドと同じ集計です。ブラウザーごとに各選手1件、Cookieで180日間記録します。別端末やCookie削除後の重複は完全には防げず、人数や勝敗予想を示す数値ではありません。データの扱い

RIZINマンのイラスト

THE PERSON BEHIND THE JOURNAL

RIZINマン

中学2年のときに見たプロレスをきっかけに、格闘技にはまる。自身も空手を経験。RIZINは現地でも観戦し、PPVは毎回購入しています。

好きな選手は堀口恭司。試合を見る・語る楽しさを、格闘技JAPANで届けます。

運営者と編集方針

出典と確認日